1000系　純度99.5％以上　純アルミ
一般に純アルミと言われるもの。50は99.5の５を指す純度の高いアルミ。
曲げ加工、鉸り加工性が良く、溶接加工も良好。
アルマイト加工などにも向いている。
形状（丸棒など）、板なども展開寸法が広い。

1000系　純度99.0％以上　純アルミ
一般に純アルミと呼ばれるもの。　
1050同様　成形性に優れ電気・家具・台所用品など、応用範囲は多岐に渡る。曲げ加工・溶接加工も良く、一般市場性も高い為、入手も安易。

2000系　Al-Cu合金　一般にジュラルミンと呼ばれる。
軽量で強度も高いが、腐食などの耐食性は　合金5052より劣る。銅・マグネシウムを含むため高価。溶接性は低い。
純アルミほどの寸法バリエーションは無いものの、板材・棒材など一般市場性は高い。

2000系　Al-Cu合金　超ジュラルミン
2017より強度が高い。航空機材などに多用。さらに一般市場性は低い。

5000系　Al-Mg合金
一般的なアルミ合金で市場性も高い。
純アルミより高強度であり、機械加工性も高く、溶接も可能。曲げは可能だが純アルミ程ではない。
酸化被膜で耐食性能の高い。
寸法のバリエーションも幅広い。

5000系　Al-Mg合金
5000系では最大強度を持つが基本は板のみ。
耐食性能・溶接性も高いが厚い大型物件向け素材。
一般汎用性はかなり低い。

7000系　Al-Zu-Mg合金　
一般に超々ジュラルミンと呼ぶ最高強度材。
Zn亜鉛を含み高い強度。
板材、棒材があり機械構造部品や一部スポーツ用品などにも
平温時は強度高いものの、高温時には激変してしまう。

7000系　Al-Zu-Mg合金
７N01と呼ばれる溶接構造用合金。
製品としてよりも車両・舞台などの構造物用素材として流通。耐食性も強度も高い。一般市場性は低いが工業素材として高い。

1000系　純度99.7％以上　純アルミ　
1000番系なので柔らかく成形性・溶接性が高い。素材として大口径用。アルミ純度に伴い、伝導率が高い。

2000系　Al-Cu合金
2017より鉛含有が高い分、環境面で注意は必要。切削性能が高い。強度・耐食性は2017とほぼ同様、だが市場性はやや低い。

2000系　Al-Cu合金　ジュラルミン
2011と同様に鉛含むが含有量は低い。一般市場性はもっとも高く寸法規格も幅広い。

2000系　Al-Cu合金　超ジュラルミン

一般市場性の高いジュラルミンの中で最強度。
切削性も高いが、成形度は低い。

5000系　Al-Mg合金
一般合金丸棒では市場性が広い（寸法）
板材の５２Sとの組み合わせも多い。

強度と切削性、溶接性が高く構造機械での使用が多い。

5000系　Al-Mg合金
アルミ丸棒の代表格。一般流通度・サイズも大型サイズまで広くあり、切削性・耐食性・溶接性も高い。

5000系　Al-Mg合金
強度の高い合金丸棒。
流通性は低く、大型構造機械向けの為大型サイズ中心。

6000系　Al- Mg-Si合金
ケイ素合金アルミ（si）
強度を求めて2000系のジュラにしますが、耐食性も維持したい場合6000系にすることが多い。押し出し性能が良い→丸棒・型鋼。
大型構造機械（建築・車両・船舶・自動車部品）ら、もしくはパーツ向けが多い。
一般流通性も高く、寸法範囲も広い・　溶接性も高い。

6000系　Al- Mg-Si合金
強度は61より劣るが、押出性能が良いので、型材・パイプなどに使用される。
耐食性・表面処理しやすいので、スポーツ用品・サッシ類に多用。

7000系　Al-Zu-Mg合金　超々ジュラルミン
アルミ合金の中では最強度。
耐食性は低い。また高価である。
航空機からスキーストックなど多岐に渡るが、63に比べると一般市場性は低い。

Al-Cu合金　ジュラルミン
加工性が低いので、市場性は低く特殊サイズ中心。
ＴＥは押出つなぎ目無し管のJIS記号。

5000系　Al-Mg合金
市場性は低い。切削加工を踏まえて厚物のみ。

5000系　Al-Mg合金
市場性は低い。切削加工を踏まえて板厚の厚い物のみ。

6000系　Al- Mg-Si合金
TDは引抜つなぎ目無し管のJIS記号。
押出性能が高く、パイプの代表格的な素材。
曲げ加工・採管加工、表面処理など　薄い肉厚のパイプが作れる為、建築・構造機械用・自動車・家庭用品と多岐に渡る。

6000系　Al- Mg-Si合金
押出性能の高い63系により作るフラットバーと言われる型鋼。
溶接性も高く、曲げ加工にも対応　家電から建築構造加工まで多岐に渡っている。
素材のままの「生地」と「アルマイト加工」された物、色発色させたものもあり、耐食性・耐摩耗性・衣装性を持たせている。

2000系　Al-Cu合金
断面が6角型をした棒。　
ヘックスと呼ばれ、対角幅を〇Hと表現する場合が多い（ 10H：対辺長10ｍｍの6角棒 ）。
ＢＤは引抜棒のjis記号。
硬い2000系にネジ切加工などをする場合が多い。