C1020P

純度99.96%以上。無酸素銅。
純度の高い素材。熱伝導、導電率が高い。磁性が無いので電子機器に多く使われる。
加工設計により調質(硬さ)を選択する。
電導線に多くオーディオ関係・通信機器などに多用される。

C1100P

純度99.9%以上。タフピッチ銅。一般的な銅の代表格。
平鋼・丸棒・板と材料としても応用範囲が広い為、同素材で組み合わせる場合が多い。
耐食性・加工性が非常に高く・抗菌作用があり、家庭用品から医療製品。楽器・建築金物と多岐である

丸棒

BはBARの意。
機械加工用母材の場合、一般市場性はあるもの店頭品種ではない場合が多い。

C1020B

板同様、純度の高い銅丸棒。無酸素銅材。
サイズ展開はタフピッチには及ばないが幅広いサイズ展開。

C1100B

一般的に流通している銅丸棒の代表格。タフピッチ丸棒の通称。調質(硬さ)・サイズ展開も広く、研磨などにも対応する。

C6191B

アルミニウム青銅(ABB2)
鉄を含み銅比率は低いので強度が出る。耐摩擦性・耐食性も高い。本来の青銅(錫Sn含有)とは原材料で異なるためこの名称がある。
真鍮に色も似ているが、はんだ付けが出来ない。

C14500

純度の高い無酸素銅にTe(テルル)を添加、快削性を上げたもの。テルル銅・快削銅と呼ばれる。
フライス加工・NC加工・ウォータージェット切断・レーザー加工にも対応。
機械加工しやすい素材。無酸素銅ベースで熱伝導・耐熱性・通電性も高い。加工母材の為、厚物のみ

BeCu25(C1720 )

ベリリウム銅と呼ばれる。
銅合金 耐食性・強度・耐摩耗性・伝導性に優れている。
熱処理対象なので黒皮状態が一般的 機械加工母材であり製品は多岐に渡るが、素材的には一般流通性は低い。

BeCu50

25に比べ、含有量が低く、導電性に長ける。

電気機械部品に多用される。

CAC408C

カドミウムフリー、鉛レスと言われる環境・安全に配慮した銅合金。
過去の一般的な砲金BC6(CAC406)に代わる銅合金。快削性・強度・耐食性に優れる。
RoHS指令対応品なのでローズブロンズと呼ぶこともある。

CAC403C

砲金BC3C。

耐圧性・耐摩耗性・強度・耐食性に優れる。
機械加工母材の為 大きい口径丸棒にも対応。

平角棒

C1100BB

銅フラットバーの代表格 タフピッチブスバーなどと呼ばれる。
使用目的で調質(硬さ)を選択する。1/2Hが一般的。
板同様 電気伝導性・切削が容易・鉸りや曲げ加工に適する。
一般市場性も高く、応用範囲が広い。

四角棒

C1100B

板・平角棒と同様素材で形状違い。

タフピッチ四角棒。加工性能に優れる。

丸パイプ

C1220T

リン脱酸銅パイプ
りん(P)を含有するので導電率は低いが、溶接性に優れており、曲げ加工性・鉸加工にも向いている。

一般的に 1/2H。
給湯器・熱交換器・ガス管・空調機材・建築などに多岐に渡る。専用規格サイズも多く、引抜管。

CAC502C

PBC2C 
りん青銅鋳物からの製作パイプ。
肉厚パイプ専用でその後の機械加工向け母材。

CAC403C

青銅3種

鋳物からの製作パイプ。
耐圧性・耐摩耗性・耐食性・強度が高い。
大口径 肉厚パイプでその後の機械加工向け母材。

CAC406C

青銅6種

砲金BC6鋳物からの製作パイプ。
大口径/肉厚パイプ 素材的に一般汎用性が高く市場性も高い。軸受け・水道管部品・バルブ・継ぎ手など多岐に流用されている。

CAC408C

板同様、カドミウムフリー・鉛レス素材の鋳物製作パイプ。 
RoHS指令対応品なのでローズ管とも呼ばれる。
406と同様の加工性能・耐摩耗性・耐食性・耐圧性を持つ。
加工性の良さから電子機器・バルブ・軸受け・ブッシュなどに使われる。

CAC902C

BC6と同様の強度ながら鉛レスの鋳物からの製作パイプ。
肉厚で高圧性も高い。