G4303 SUS410

マルテンサイト系 焼き入れで硬化する為、刃物・食器など用いられる。
汎用性の高い素材。機械加工性も良い。流通は切板がメイン。

G4303 SUS420J2

母材は丸棒のため、平板サイズは厚物が主で鍛造品になる。
焼き入れ硬化させるため硬い。薄板は近年市場流通性が無い。 
板ばね・シャフト・金型・刃物・バルブなどで流通。

G4303 SUS430 G4304

ニッケルフリーなので304に比べ安価。
耐食性は304よりは劣り錆も出やすいが、加工が易しいのでキッチン周りに多く流用される。
磁性がある(磁石がつく)。
流通性も高く、表面処理も♯400・2B・No1・HL研磨・BAなど多彩。4303はNo1熱間品。4304は2B冷間品。

G4303 SUS440C

440の中で新しいCが最も焼き入れ硬化が高く、硬く仕上がる。強度・高度・耐摩耗性も高く 刃物・軸受け・ベアリング・ゲージなどに流用。
板材はひも付き限定が多く、流通は丸棒が主である。

G4304 SUS303

主力の304に硫黄SやリンPを含有させ快削性を向上している。耐食性能は304に劣るが、硬いステンレスの中で加工しやすいので、金型・ボルト・機械部品・シャフトなど機械構造用素材として多用される。
板の表面は酸洗NO1仕上げ、機械加工母材として板厚は3mm~100mmオーバーまで存在する。他の型鋼にも同じ素材がある。

G4304 SUS304

熱間圧延 No1 材。

G4305 SUS304

冷間圧延。2B及び派生材。
元のスラブ材より薄く延ばすロール加工により平板にする際の制作過程の違いでJIS番号が変わります。
高温ロールによる加工硬化しにくいNo1は柔らかく、酸洗処理後の熱の為面厚、面処理は素地の様になります。 
高熱圧延後の板厚変化もある。
冷間は室温まで下げて数度の圧延ロールを経て板厚にするので面粗度高く、2B処理の光沢のある板ができる。
NO1より加工硬化が出るため、硬い板になります。
ステンレスの代表格。オールマイティ的な性質と市場性を相持つ。2B(0.3~6mm)をベースに表面を♯400研磨・準鏡面・鏡面・HL BAなど多彩。
No1は3mm~100mm超のサイズまで存在する。 
18%クローム含有で耐食性・じん性・耐熱性・強度・加工性の高さ・さびにくいところから、造船などの大型品など全工業界から、また医療関係・一般生活用品 車・建築・建築金物など多岐である。磁性は無い

G4304 SUS310S

オーステナイト系の中でもニッケル含有率が高く、磁性が出ない。高熱に強く、耐熱調理器・熱交換機・ボイラーや車の排ガス関係にも多用される。市場性は低い。

G4304 SUS316

モリブデン鋼を含有し、耐食性や耐海水性を大幅に上げている。発酵性プラント装置などにも使われる。
船舶用品。建築材料・配管パイプ・バルブ・一般流通度は高い。添加されるモリブデン鋼自体から高価である。 

G4304 SUS316L

316のローカーボン材(L)。炭素鋼の比率が低く、じん性が高く、鉸り材と使われプラント用・発酵食品加工機など大型物に使われる。一般流通性はあるが物件向けの厚物・大型材が多い(M板~)。

G4304 SUS410

440の中で新しいCが最も焼き入れ硬化が高く、硬く仕上がる。強度・高度・耐摩耗性も高く 刃物・軸受け・ベアリング・ゲージなどに流用。
板材はひも付き限定が多く、流通は丸棒が主である。

G4304 SUS430

食器・厨房機器・キッチン器具等に多用される磁性のある素材。304に比べ耐食性は劣るが、加工性が高く、汎用度は高い。2B、No1、♯400研磨、HL、BAなどと表面加工対応される。
磁性がある(磁石がつく)。
流通性も高く、表面処理も♯400・2B・No1・HL研磨・BAなど多彩。4303はNo1熱間品。4304は2B冷間品。

G4304 SUS630

Cuを添加することで高い硬度の合金。
大型シャフト・タービン部品など、大型構造機械に使うため一般流通に板は低い。
10㎜以上、NO1のみ、加工難易度はレーザー・溶断・フライスなど、高い。
一般流通材はピーリング丸棒(G4303 )ではある。

丸棒

G4303 SUS303

(熱間処理丸棒)
主力の304に硫黄SやリンPを含有させ快削性(加工し易さ)を向上。
耐食性能は304に劣るが、金型・ボルト・機械部品・シャフトなど機械構造用素材として多用される。
丸棒は熱間処理後にピーリングが一般的。 

G4303 SUS304

(熱間処理丸棒)比較的加工し易い。
熱間処理までの製作工程丸棒を 酸洗丸棒・ピーリング丸棒。8㎜~大型サイズまで展開 機械構造用に多く用いられる。

G4318 SUS303

(冷間処理)やや硬くなり精度が必要な物に向く。
製造工程の違い センターレス・引抜丸棒など。精度を必要とする快削材。

G4318 SUS304

(冷間処理)やや硬くなり精度が必要な物に向く。製造工程の違い。センターレス・引抜丸棒など小径から製造可能。一般材としても多く流通している。

G4303 SUS316

耐食性の良い素材 ピーリング丸棒・センターレス丸棒・引き抜き丸棒・六角棒と種類・サイズバリエーションも広い一般流通材。

G4303 SUS403

耐熱鋼丸棒。タービンブレードなどに使用。大型サイズ迄ある。

G4303 SUS420J2

炭素系焼き入れ丸棒。

硬く、シャフト・刃物・医療機器に一般流通される

G4303 SUS440C

耐熱鋼の中でもm最高レベルにン硬く、ノズル・ベアリングなどに利用。

ピーリング棒材として幅広いサイズで流通度はある。

G4303 SUS630

Cu銅を添加、強度を高くしている。 
一般流通にはピーリング丸棒・六角棒などがある。

G4309

鋼線。

G4309 SUS304-W1

ステンレス鋼線の中でも硬さ(引っ張り強)の低い「軟線1号」。

G4309 SUS304-W2

W1より硬い「軟線2号」。

G4309 SUS316-W1

素材違いで耐食性が高い、柔らかい「軟線」。

G4309 SUS316L-W1

上記性能に、ローカーボンで加工性が良い。

G4314 SUS304-WPB

一般にばね線と呼ばれる硬い素材。

引張強度の規格でWPA~WPDまである。

平角棒・四角棒

G4303 SUS303

平鋼・フラットバーと呼ばれる。
快削材の303は熱間処理品のみでホット材と呼ばれる。 
快削材なので曲げ加工などには向かない。

G4303 SUS304

熱間処理の304材。表面はNO1処理。

G4318 SUS304

平鋼・フラットバーと呼ばれる冷間処理品。
304は加工性・研磨性・耐食性も良く一般的。 
表面は2Bに近く、サービス研磨HLが掛かっている。
G4318は冷間処理のため「フラットバーコールド」と呼ぶ。
同素材304のホット材より硬く仕上がる。

アングル・チャンネル

G4317 SUS304

熱間成形処理材。表面はややざらっとした酸洗肌。酸洗アングル・酸洗チャネルとも呼ばれる。
山形鋼とも呼ばれ、アングルは辺の長さから等辺・不等辺がある。
厨房から一般金物・大型建築まで使用範囲は広く、寸法も幅広い。研磨性・加工性・溶接性も高い

G4320 SUS304・430

熱間の押出ではなく板材を曲げて成形したファーミングアングル。
強度は薄い板厚もあり、酸洗品に劣る。表面はBG仕上げ。

六角棒

G4318 SUS303

ステンレス冷間引抜6角棒。快削材。

G4318 SUS303Cu

加工時のバリ取りし易さ向上させたもの。一般性が無い。

G4318 SUS304

ステンレス冷間引抜6角棒。一般材。
加工性全般に長ける、研磨性・溶接性も良い。

丸パイプ

G3459 SUS304TP-A

配管用溶接管 耐食性・耐熱性・耐高温性に優れる。
溶接管のため内側にビートと言われる溶接跡が残るが、薄い板厚の管が出来る。
耐圧性・流量性・肉厚管などにはつなぎ目無しTP-Sがある。

G3446 SUS304TKA

機械構造用ステンレス鉄鋼管。大型サイズを展開。
熱間仕上シームレス管。
製品の仕上がり寸法公差が冷間仕上TP-Sと変る。

四角パイプ

SUS304

四角管。304の板曲げにより作る溶接管 溶接跡が内側に残る。
衣装性が高く。♯400研磨・HLと研磨性も高い。
大きい外寸法には大型角管があり、建築に用いられる。