ただし、925は時間とともに黒ずんでくる。
それが味だと言っても、購入される方は気にされる。

「925に代わるものはないか？」

ずっと様々なワイヤーを試していた。

そんな探索の中で出会ったのが、AW（アーティスティックワイヤー）ノンターニッシュシルバー。
色もしなやかさも制作時の扱いやすさにもよかった。

そして、なんと言っても感激したのは、このAWは、シルバ−925の色を保ちながら、経年変色しない。ということだった。

おそらく世界中のアーティストが、このワイヤーを渇望していた。と言っても過言ではないと思う。

酸化しない銀加工は、難しく高価なものとなる。

この問題をクリアし、クリエイターが使用出来る価格帯で生産提供してくれているビーダロン社と泰豊トレーディングさんには、深い敬意と感謝を捧げたい。

AWは、ワイヤーワークをするクリエイターにとってはなくてはならない存在だと思う。

私は、同社の、ワイルドファイヤー、７ストラウンドナイロンコートワイヤーも他には代用できない秀逸素材だと思っている。

素材には無限の可能性がある。

清水ヨウコ プロフィール